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がん患者続出 住民の怒りが爆発

2011年09月17日

 【新唐人2011年9月17日付ニュース】目覚しい経済発展を遂げる中国ですが、一方で痛ましい公害も絶えません。浙江省の東北部では、工場の深刻な汚染に堪忍袋の緒が切れた住民たちが行動に出ます。工場の門は壊され、車がひっくり返されました。

 
9月15日、汚染源とされる浙江晶科エネルギー公司に、地元、紅暁村の住民が抗議のため訪れます。しかし工場は、住民の意見に耳を貸そうとすらしなかったため、激しい衝突が起こりました。
 
住民 陳さん:「ただ意見を伝えに行っただけですが、工場は耳を貸しませんでした。そうでなければ、後のことは起こりえません」
 
工場の横柄な態度に激怒した住民は、工場の門を壊し、現場の車もひっくり返しました。ネットに「汚染が止まるまであきらめない」と声明を出した住民もいます。当日の午後、工場に電話取材をしましたが、要領の得ない回答しかかえって来ません。
 
当直職員:「職員は退勤しました、私も詳しく話せません」
 
住民によると、工場は2006年の設立以来、ずっと廃水を垂れ流しにしています。そのため、付近の川ではさまざまな魚が死に絶えました。排気ガスも人々の健康を侵しています。
 
住民 陳さん:「川の魚は全滅しました。付近の野菜も売れません。彼らの魚は地元人も買いません、有毒ですから」
 
人口3300人余りの紅暁村では、今年8月の健康診断で白血病患者が6人、がん患者が31人見つかりました。工場の従業員も、数人亡くなったそうです。住民は我々の取材に対し、「地元政府は経済利益のために、工場の汚染に目をつぶっている」と怒りを隠しませんでした。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 

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